『夏空カナタ』プレイ感想・その2

ここでは、「 『夏空カナタ』プレイ感想・その2」 に関する記事を紹介しています。
夏空カナタは「記憶と願いと犠牲」の物語…
って、勝手に解釈して感想書きます。


まず、「記憶」
記憶を3日しか保てない茅羽耶、由比子の忘れ去った過去…
この二つのシナリオにて、「記憶」というものがクローズアップされるわけですが、記憶というのは美少女ゲームでは重大なアイテムになるんですよね。ヒロインが大切にしてきた思い出・約束、それを忘却してしまった主人公。はい、フラグの完成ですw お約束な記憶の有用ですが、この作品では逆にヒロインが記憶を保てない・忘却してしまったことにより、主人公によって記憶を紐解いてヒロインと接していきます。
由比子シナリオでは、彼女が忘れてしまった過去が彼女にとって悲しい出来事であることから主人公は、その過去を隠し無かった事にしています。しかし、彼女が過去を思い出した時、彼女そして主人公にとって、その出来事は乗り越えなければならないことになったのでした。
茅羽耶シナリオでは、3日しか記憶を保てない彼女に対して自分の恋心を信じ真摯に接し、記憶を戻そうと奮闘する二人の姿が描かれました。
沙々羅シナリオでは、主人公の幼い頃の記憶が母親の愛が確かに在ったものだと確信する証拠になりました。

記憶は、茅羽耶・由比子シナリオでは物語の起となる部分になっています。そして沙々羅シナリオでは、彼女が忘れた捧げられた感情を印象付けている。


「記憶」の次に演出されるのは、「願い」
茅羽耶シナリオでは、知り抗えない事実を知った時…主人公と彼女は塔弦島に願いを捧げる。
由比子シナリオでは、過去の出来事を清算するため彼女は願う。そして、過去の清算の代償を受けた彼女のために…主人公は由比子に願いを捧げる。
沙々羅シナリオでは、無垢なる心ゆえに葛藤しながら自分の気持ちを信じ…彼女は主人公と母親に願いを捧げる。

願いは、記憶によって生み出された未来への希望。
どのシナリオも、純粋な当たり前な気持ちを思わせる願いは温かい気持ちになりました。


以下、ネタバレ注意




そして、「犠牲」…
これは、沙々羅シナリオのみ関係するのかもしれませんが、各シナリオのハッピーエンドは犠牲の上に成り立つ平和だという意味も込めて…
願いの叶う島・塔弦島は、あるシステムによって存在して、そのシステムこそが島の平和と一人の犠牲をうみだしているものであると…
沙々羅の母親・京極フミオがシステムの管理をすることによって、塔弦島は文字通り存在している。塔弦の元々の字は灯幻… まさに、フミオは幻の灯り(平和)を島民に与えているのかもしれない。
願いを叶える立場である、彼女が唯一願った事は娘の沙々羅の幸せ…
しかし、幸せを願うことで少女を遠ざけることになってしまうとは何て残酷な運命だろう。
それだけ、護りたい強固な願い。それによって紡がれた沙々羅エンディングは、フミオさんの思いを考えると涙無くしては見れないです。

かわしまりのさんの声も凄く良くて…夏空と絵と歌の本を読み返して、さらに泣いた(´Д⊂グスン
夢と希望にあふれてた頃のおかん…
それを娘に託したんですね、わかります

タグ : 夏空カナタ,

コメント
この記事へのコメント
*blazeさん
後味は確かに… 智代アフターも同じような記憶障害として描かれてましたね
ご都合エンドかもしれないが、ハッピーエンドとしての描かれ方としては、かなりの良ゲーだと思いました。

とりあえず、閲覧・コメントありがとうゴザイマス!!
2008/06/09(月) 22:58 | URL | 樋口のびる #mQop/nM.[ 編集]
こんばんわ 先日の件での返信ありがとうございます><
 自分の好きな順ですか。。。そうなるとキャラで決めるしか@@;
________________

なるほど記憶と願いと犠牲の物語ですか。いま、茅羽耶シナリオと由比子シナリオが終わりました。茅羽耶シナリオでは泣いてしました><記憶障害っていうと智代アフターを思い出して@@ でも、なんかあの終わり方は後味が悪いような気がするな。途中から両親が話しに出てこなかったしw
 
 由比子シナリオも自分が生み出してしまった物に立ち向かう、そんなところが印象に残りました。
 あとは沙々羅シナリオか。
明日、までには何とかクリアしたいですな。
 では、この辺でノシシ
2008/06/06(金) 22:51 | URL | blaze #1ahUBtzE[ 編集]
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